日本薬学会創薬科学賞受賞のお知らせ

三井製糖株式会社

日本薬学会創薬科学賞 受賞
「フィンゴリモド塩酸塩(FTY720)」

三井製糖株式会社(本社:東京都中央区、社長:飯田雅明)は、当社が参画しておりました産学連携研究「フィンゴリモド塩酸塩(FTY720)」に対し、日本薬学会より「平成24年度日本薬学会創薬科学賞」を受賞しましたことをお知らせいたします。
藤多哲朗京都大学名誉教授および田辺三菱製薬株式会社との共同受賞であります。

日本薬学会創薬科学賞は、日本薬学会が定める賞の一つであり、医薬品の創製およびそれに関連した薬学の応用技術の開発に関して、医療に貢献する優れた研究業績をあげた者に対して授与され、研究の独創性、製品の作用新規性、有効性、有用性、医療および技術における革新性等が評価対象となっています。

受賞の主な理由は、構造変換の難しい天然リード化合物から経口投与可能な世界初の免疫調節薬を創製し、S1P1受容体機能的アンタゴニストという新規作用メカニズムの治療薬の開発に成功した点であり、今後のこの領域の創薬研究に大きなインパクトがあると評価されました。

本研究において、当社は藤多名誉教授のご指導のもと、古来中国で秘薬として用いられてきた冬虫夏草類縁菌を培養し活性成分の単離精製、本天然物をリードとした化学修飾を行いFTY720の基本構造を創りました。その後、田辺三菱製薬株式会社とノバルティス社(スイス)が共同で開発を行い、一昨年ノバルティス社より、米国を始めとする諸外国において多発性硬化症の治療薬として発売されました。また日本においては、昨年田辺三菱製薬株式会社とノバルティスファーマ株式会社より発売されています。

当社は、今回の受賞で当社の研究成果が薬学上高い評価を受け、医療に貢献できたことを誇りに思います。今後も人々の健康と豊かなくらしに貢献できるよう、長年培ってきた技術を当社食品素材にも応用し、更なる研究開発を推し進めてまいります。

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    受賞日
    2012年3月28日
  2. 2.
    受賞者
    • 千葉 健治 様(田辺三菱製薬株式会社)
    • 藤多 哲朗 様(京都大学・名誉教授)
    • 佐々木重夫  (三井製糖株式会社)
    • 三品  正 様(田辺三菱製薬株式会社)
    • 安達 邦知 様(田辺三菱製薬株式会社)

以上