トップメッセージ

当社では、2016年4月より、第6次中期経営計画 Mitsui Sugar Revolution Phase3(三井製糖2022への道)(2016年4月~2018年3月)が始まります。2022年をゴールとして、あるべき姿に到達するための第3フェーズに入り、これからの2年間は第5次中期経営計画で蒔いた種に、継続して水や肥料を与え大きく実らせる大切な時期であると考えております。同時に、目まぐるしく変化する世の中の流れを確りと見据え、当社の真価を発揮できる分野やビジネスチャンスを逃すことなく、引き続き新たな種蒔きも着実に実行してまいります。

今回の中期経営計画では、事業拡大へ「挑む分野」、事業基盤を確固たるものとする「固める分野」、そして両分野を実行するために「支える分野」を見極め、それぞれの取組課題を役職員全員が認識して実行に移してまいります。
海外の砂糖事業におきましては、成長著しいアジアマーケットへの積極的な展開として、中国ではパートナー企業との関係強化による現地生産拠点の確保、タイでは関連会社の生産能力アップや、さとうきび関連の新規事業開発などに積極的に挑んでまいります。一方、フードサイエンス事業におきましては、関係会社との連結経営をさらに進め、子会社製品の中国、東南アジアなどへの拡販や、米国も視野に入れて、新市場を開拓してまいります。
また、引き続きM&Aやアライアンスを進め食品添加物や介護食などの周辺事業領域の拡大を図ってまいります。第5次中期経営計画から進めているスローカロリープロジェクトにおきましても、パラチノース®を配合した商品開発により、食や健康のあり方に変革を起こしてまいります。

国内の砂糖事業におきましては、製造・販売・物流の各分野において利益のベストバランスを追求すると同時に、リテール商品の販売機能を活用し、政府が推奨する新しい介護食「スマイルケア食」販売へ進出することで、利益の最大化とブランド力の向上により事業基盤を更に固めてまいります。不動産事業におきましても、岡山工場跡地に建設した物流センターの賃貸を開始予定であり、継続的に安定収益を獲得してまいります。

現在、TPPの批准に向けた参加各国の手続きが進んでおります。我が国の農業のあり方に、また農産物を主原料とする当社の様な一企業にとりましても、動向如何では大きな影響があるものと推測しております。当社を取り巻く環境の変化を注視し、的確な判断と迅速な対応を今後も心掛けてまいります。

株主・投資家の皆様におかれましては、今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。(2016年6月)

代表取締役社長 CEO 雑賀 大介