
甘味との出会い
人類が初めて口にした甘味は天然の蜂蜜といわれています。スペインのアラーニャにある約1万年前の洞窟壁画には、蜂に追われながらも木に登り、蜂蜜を採取する人の絵が描かれています。お砂糖がない時代から、人間の甘味に対する欲求は大変強いものであったことがうかがえます。
お砂糖の伝来
日本とお砂糖との関わりは、奈良時代後期、唐の鑑真和尚が日本にお砂糖を伝来したことから始まります。正倉院の宝物「種種薬帖(756年)」には「蔗糖」(砂糖)が記されており、お砂糖は長い間「薬」として珍重されてきました。日本でお砂糖が作られるようになったのは、それから900年後、江戸時代になってからのことです。
お砂糖の原料
お砂糖の原材料名「原料糖」とは、「さとうきび」または「てん菜(砂糖大根・ビート)」から糖分を採り、結晶化したものです。この「原料糖」は精製糖工場に運ばれ、不純物を取り除いてろ過する「精製工程」を経て、上白糖や三温糖、グラニュ糖などいろいろなタイプのお砂糖になります。お砂糖は、植物の茎(さとうきび)や根(てん菜)に貯えられた糖分から作られる、自然の恵みいっぱいの植物生まれの天然甘味料なのです。
スプーン印の誕生
日本最初のお砂糖のブランド「スプーン印」が誕生したのは1959年。それから50年の長きにわたり「スプーン印」のお砂糖は、食品原料として、ご家庭の調味料としてさまざまなかたちで皆様に愛されてきました。そしてこれからも、新しく生まれ変わった「三井製糖」は、安心と信頼のブランド「スプーン印」のお砂糖をお届けしてまいります。
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ベルマークの話
スプーン印のお砂糖は、ベルマーク教育助成財団を応援しています。お砂糖製品でベルマークが付いているのは「スプーン印」だけ。ベルマークは運動に参加している全国約28,000の学校で集められ、教材や運動器具などの購入資金として活用されており、スプーン印のお砂糖も点数に応じて教育助成金を提供しています。
お砂糖の保存方法
お砂糖は、温度や湿度の変化を繰り返すと固まることがあるため、密閉容器に移し替え冷暗所で保存するのが最適です。それでも固まってしまった場合は霧を吹く、あるいは密閉容器に食パンと一緒に入れるなど若干の水分を加え、一昼夜おくとほぐれやすくなります。
お砂糖の分類
お砂糖は、上白糖、三温糖、グラニュ糖など純度が高く幅広い用途に使える分蜜糖と、黒砂糖のような蜜分を含む含蜜糖にわかれます。上白糖は日本人好みのしっとりしたソフトな感じと風味が特徴で、料理から菓子、飲み物まで使える万能選手。三温糖は特有の風味があり甘さも強く感じることから、煮物や佃煮に使うとコクが出ます。
お砂糖の色は天然の色
お砂糖が白いのは漂白しているからではありません。お砂糖の結晶はもともと氷と同じように無色透明ですが、砕いた氷や雪と同じように結晶の粒が小さくなると光の乱反射によってキラキラ光って白く見えるのです。結晶の大きい氷砂糖よりもグラニュ糖や上白糖の方が白く見えるのもそのためです。
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お砂糖の働き
お砂糖を料理に使うと、甘味だけではなくさまざまな効果を生み出します。たとえば、こんがりと焼き色をつけたり、肉を柔らかくしたり、ジャムやマーマレードのゼリー化を助けたりするのも、お砂糖の特性によるものです。澱粉の老化防止、防腐効果や酸化防止効果もあります。料理をよりおいしくするため、お砂糖は大活躍をしているのです。
お砂糖は脳のエネルギー
脳の緊急にブドウ糖を必要とするとき、もっとも頼りになるのがお砂糖です。脳のエネルギー源はブドウ糖だけで、しかも蓄積できる量はほんのわずかです。お砂糖はごはんやパンに比べて消化吸収が速いので、すぐに脳にエネルギーを供給することができます。お砂糖は人間の記憶力・集中力の増加、持続にも重要な役割を果たしているので、仕事や勉強の合間に甘いものを一口食べると効果的です。
虫歯の原因は…
食事をすると、口内のミュータンス菌が糖分を分解し歯垢を作ります。この歯垢に棲みついた菌が糖分から有機酸を作り、その酸が歯のエナメル質を破壊することで虫歯となるのです。
糖分はさまざまな食べ物に含まれるので、お砂糖をとらないようにすることよりも、菌が増殖する口中環境を作らないよう、食後の歯磨きを習慣づけることが大切といえます。
お砂糖のカロリー
お砂糖は炭水化物なので、1g当たりのエネルギーはそばやパンと同じ4キロカロリーです。これに対し、脂質のエネルギーは9キロカロリーもあります。お砂糖=太るというのは誤りで、肥満は消費エネルギーに対し過剰なエネルギーを摂取することから起こるのです。日頃から食べ過ぎないように心がけることが太らない秘訣です。
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