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スプーン印×コウケンテツ クッキングトークショー イベントレポート

クッキングトークショー IN東京

春の訪れを思わせる日差しの2月4日。
全国7会場のフィナーレを飾るクッキングトークショーIN東京が開催されました。
レインボーブリッジを望む絶景の会場にみごと抽選で選ばれた100名のお客様が集まりました。

コウケンテツさん登場後「鶏肉のトマトビネガー煮込」の実演が始まり、
香ばしい匂いが会場に広がるとお客様も自然と笑顔に。

「季節野菜のピクルス」の実演では
普段料理の撮影をしている時に出る野菜くずを利用してピクルスを作るなどのエピソードに加え、
野菜のシャキシャキ感を残すために一緒に煮立たせるのではなく
温めたピクルス液をかけて仕上げるなど、
すぐに実践できるアドバイスを盛り込みながら進んで行きます。

その後はゆっくりと試食タイム。
デザートはマスカルポーネムースのイチゴのコンフィチュールソース。
しっとりとしたムースに鮮やかなソースが彩り、目も舌も満足させる一品となりました。

そしてお楽しみのトークショーは
世界三大料理のひとつであるトルコ料理発祥の地を訪れたエピソードから。

外国のデザートがとても甘いことに触れ、
「外国では料理にあまり砂糖を使わないので、結果デザートに砂糖を多く使用し甘くなるのです。
日本食はデザートだけでなく料理に程よく砂糖を使っているので全体的にバランスが良いのです。
トルコで和菓子の繊細で控えめな甘さの秘密を知るきっかけになりました。」と話されると、
深くうなずいている方が多数いらっしゃいました。

また話題はご自身の生い立ちや家族のことへ。
幼少の頃、よく家族で食卓を囲んだと語るコウケンテツさん。
「母親がご飯をお代わりする日は元気、ちゃんと食べない日は悩みがあるのではと
いつでも僕を見ていてくれた。今は自分も家庭をもち、1日一度は家族で食卓を囲んでいます。
食卓が作りだす絆を大切にしたいです。」とマイクを握る手にも力が入っていました。
更に仕事中に料理の撮影をしながら離乳食用のブロッコリーを茹でたという
ほほえましいエピソードが披露されると会場から温かい拍手が贈られていました。

「最後に料理で一番大切なのは、食べてもらう相手を思いながら作ることだと思います。
相手に美味しく食べてもらいたいと願うことで料理に気持ちが入ります。
そして、忙しいからと食事をちゃんとしない方も増えていますが
それは体のために良くないこと。人の体はきちんと食べて初めて健康でいられるのです。
忙しいときこそ、きちんと食べて生きる活力にしてもらいたい。」と締めくくりました。

全国7会場のクッキングトークショーを終えたコウケンテツさん。
終了直後のインタビューでは「終わってホッとしています。」という第一声とともに
「緊張もしましたがお客様の声が直接聞けたり各地特有の食材にも出会えてとても貴重な体験ができました」と
さわやかな笑顔で会場を後にしました。